運営者プロフィール
内山亜希(うちやま あき)。社会福祉士・精神保健福祉士・同行援護従業者(応用課程)です。なぜ、視覚障害のある方の住まい探しを支える窓口をつくったのか。これまでの歩みをお伝えします。
点字との出会い(小学校時代)
視覚障害との最初の出会いは、小学校時代の点字クラブでした。点字の絵本を点訳したり、点字のすごろくを作って遊んだりしていました。いま思えば、この頃から「点字」や「見えないこと」が、私にとって身近なものになっていました。
視覚障害の友人たちとの日々(大学時代)
大学に入ると、友人に誘われて点字研究部に入りました。そこから、関東の大学が集まる点字懇談会とつながり、多くの視覚障害の友人ができました。一緒に飲みに行ったり、合宿をしたり。「支援する・される」ではなく、ごく普通の友人関係を築いた日々でした。
いくつか、忘れられない体験があります。
ひとつは、全盲の友人と映画館で『ハリー・ポッター』を一緒に観たこと。「今、何が起きたの?」と聞かれ、音だけでは伝わらないファンタジーの世界を、隣で言葉にして説明しました。「一緒に行って、一緒に楽しむ」という感覚を、このとき初めて味わいました。
もうひとつは、方向音痴な私が、手引きをしているはずの視覚障害の友人に、道案内をしてもらったこと。「支援する側・される側」という線引きが、いかに思い込みだったかを教えてくれる出来事でした。
思い込みが崩れた瞬間
「見えないことを、見える自分が補ってあげる」。どこかで、そんな思い込みを持っていました。その考えが、はっきりと崩れた瞬間があります。
全盲の方が、点字を高速でタイピングして打ちまくり、視覚と聴覚を合わせ持つ盲ろうの方に情報を伝えている場面に出会ったのです。支援される側ではなく、支援する側として活躍している姿。視覚障害だからこその強みが、キラッと光る瞬間でした。その素敵さに気づいたことが、今の私の原点になっています。
盲ろう者支援と鍼灸院での経験
社会人になってからは、視覚障害と聴覚障害を合わせ持つ盲ろう者の支援を仕事にしました。また、鍼灸院で目の支援にあたるアルバイトも経験しました。当事者の方々と近い場所で過ごす時間は、私にとって大きな学びの連続でした。
結婚相談所の立ち上げ
その後、全国視覚障害者結婚相談所を立ち上げました。最初の会員になってくれたのは、全盲の友人です。「やってみたい」と言ってくれました。また、別の視覚障害の友人は、ほかの結婚相談所でやんわりと断られた経験をしていました。その話をブログに書いたことが、多くの問い合わせにつながり、今の活動の流れをつくりました。
おめめホームをつくった理由
結婚相談所を運営するなかで、当事者の方々から、住まい探しの困難を繰り返し聞くようになりました。
地元の不動産屋に障害を伝えただけで断られてしまった話。一人暮らしの部屋探しが、想像以上に骨が折れた話。断られたわけではないけれど、内見で大変だったこともありました。たとえば、紙の資料ばかりの物件紹介。コンセントの位置。カビのチェック。壁のキズ。照明のない暗い部屋。電気スイッチの場所。そうした声を、いくつも聞きました。
視覚障害のある方と接したことのない不動産屋・大家さんは、少なくありません。よく知らないから、断ってしまうのだと思います。その方を一人の人として理解するための橋渡しをしたい。その思いから、おめめホームをつくりました。
資格・経歴
おめめホームは、次の資格・経歴を持つ運営者がお話をうかがいます。
資格
- 社会福祉士
- 精神保健福祉士
- 同行援護従業者(応用課程)
勤務履歴
- 東京都盲ろう者支援センター
- 世田谷区役所
- ABAスクール ペッピーパッチ(発達障害児支援)
現在の活動
全国視覚障害者結婚相談所を運営し、視覚障害のある方の婚活を支えています。あわせて、おめめホームで住まい探しのサポートを行っています。
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あなたの暮らし方や工夫を、まずは聞かせてください。住まい探しの入口として、お気軽にどうぞ。
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